2005年2月21日 (月曜日)

スパゲッティをすすってはならない理由

えー、皆さんはスパゲッティを食べる時にすすりますか?
私はすすりません。絶対に。

この“スパゲッティをすするな”というのは西洋料理に於けるマナーと、日本文化の相違の点で極めて興味深いテーマであり、また西洋料理店に於ける最も有名な掟の一つでもある。

マナーという観点では、慣習と美的意識からに由来するものだろうとは思われるのだが、他にもう一つの要素があるのはご存じだろうか?
その要素とは…である。

味?えーと何か?“すする”と“すすらない”では味が変わるってゆーこと?
そのとおり。

このことは実はある本の受け売りで、その本を読んでからというもの特に意識して食べるようにしていたりします。
そのある本とは…『雁屋 哲〔著〕: 美味しんぼ探偵局(角川文庫)』である。
次にその(長い)一文を引用する。


よう子は、かねてから、日本人がスパゲティを食べる際にそばやうどんを食べる時のように音を立ててすすりこむのを不愉快に思っていた。単にスパゲティが西欧の食べ物だから西欧の作法に則って音を立てずに食べる可きであると言うだけでなく、スパゲティは必ず何らかのソースをからめて食べる訳だが、そばを食べる時のように音を立ててすすりこむと、口の中にはスパゲティだけ入り、ソースは皿の中に落ちてしまって、麺とソースが渾然一体と融和して完成するスパゲティ料理の真の味わいが失せてしまうのを、傍で見ているのがもどかしかったからだ。


いーですか、皆さん。

麺とソースが渾然一体と融和して完成するスパゲティ料理の真の味わいが失せてしまうんです!

如何にスパゲッティを“音を立ててすする”ことが料理としての完成度を削っているのか、分かっていただけましたでしょうか?
皆さんも明日から是非、“スパゲッティはすすらない!”を実践してみてください(笑)

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